ビジネスで信頼を勝ち取るために気をつけるべきボディランゲージ―「手の動き」が印象を決める理由 ―
- yoko97asaka
- 2021年7月12日
- 読了時間: 4分
更新日:6 日前
みなさん、こんにちは。国際ボディランゲージ協会代表の 安積陽子 です。
ビジネスシーンにおいて、「表情」や「姿勢」には意識を向けていても、自分の「手の動き」まで注意を払えている人は、意外と多くありません。
しかし実は、手の動きは 信頼感・誠実さ・落ち着き といった印象形成に、非常に大きな影響を与えています。
なぜ「手」はそれほど重要なのか
私たちの脳には、相手の手の位置や動きを瞬時に捉え、継続的にモニタリングする神経領域があります。
人は無意識のうちに、
手の動きから相手の意図を推測し
手と発話の一致・不一致を確認しながら
相手の信頼性や感情状態を判断しています
つまり、あなたがどのように手を使うかは、あなたの言葉そのものの「信頼度」に直結するのです。

コミュニケーションで気をつけたい
4つの手のボディランゲージ
対面・オンラインの両方で注意したいポイントをご紹介します。
テレワーク中心の方にも、ぜひ意識していただきたい内容です。
① 手を隠す
人間の大脳皮質の約3分の1は、手や指の運動制御に関係していると言われています。
それほどまでに、手は「思考」や「心理状態」を反映する部位です。
そのため、
手がテーブルの下に隠れている
画面の外に完全に消えている
といった状態は、相手にとって あなたの意図や感情が読み取りにくい状況を生みます。
オンラインでの対策
カメラ位置を調整し、腕まで画面に入る距離を保つ
肘をテーブルに軽く置き、手を自然に動かせる姿勢をとる
これだけで、相手が受け取る安心感は大きく変わります。
② こぶしを握る
人は、
脅威を感じたとき
強いストレスや対立心を抱いたとき
無意識に こぶしを握る 傾向があります。
そのため、会話中にこぶしが頻繁に見えると、相手は無意識に
緊張している
怒りを抑えている
攻撃的かもしれない
と感じてしまいます。
オンラインでの対策
卵を包むような感覚で、手の力を緩める
手のひらを自然に見える位置に保つ
表情が穏やかでも、手に力が入っていると印象は一致しません。
③ 上から抑えつける動き
手を 上から下に振り下ろす ジェスチャーは、
支配的
威圧的
場合によっては幼稚
と受け取られることがあります。
特にオンラインでは、画面越しにこの動きが強調されやすく、意図以上に強い印象を与えてしまいます。
オンラインでの改善のポイント
注意を促したいときは上から下ではなく、下から上にすくい上げる動きを使う
この動きは、「巻き込む」「促す」印象を生みやすくなります。
④ 人差し指で指す
人差し指やペンなど、先の尖ったもので指す動作は、
攻撃的
非難している
圧をかけている
と解釈されやすいジェスチャーです。
相手だけでなく、自分自身を指す場合でも同様です。
代替動作
指ではなく、手のひら全体で示す
方向を示すときも、面で示す意識をもつ
これだけで、印象は大きく柔らかくなります。


信頼感を高める「積極的に使いたい」手の動き
特にオンラインでは、対面よりも相手の意図や感情が伝わりにくく、心理的距離が生まれやすくなります。
そんなときに効果的なのが、
手のひらを画面に向けて、やさしく差し出す
発言を促す際に、包み込むような動作を使う
といった オープンなジェスチャーです。
中でもおすすめなのが、
両手を胸の前で軽く開き、自分の体の横幅ほどの“見えないバスケット”をやさしく抱えるような手の形
このジェスチャーは、人に もっとも安心感・誠実さ・開放性を与えやすい動きの一つです。

「第二の脳」を味方につける
いまや、Web会議・オンライン面談・商談は特別なものではなくなりました。
視覚情報が限られる環境だからこそ、第二の脳とも呼ばれる手のボディランゲージを意識的に使うことが、印象管理の鍵となります。
言葉だけで伝えようとせず、手の動きも含めた非言語全体で、信頼されるコミュニケーションを築いていきましょう。



























