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アスリートだけでなくコーチにも必要なボディランゲージスキル
先週ついに東京オリンピックが開幕しました。 そこで今回もオリンピックに関連するボディランゲージの話題をご紹介したいと思います。 アスリートたちはトレーニングの前段階から、トレーニング中、トレーニング後、競技前、競技中、競技後まで、側で付き添うコーチの表情、視線、しぐさ、姿勢から常にさまざまな心理的影響を受けています。 選手に対してどのようなタイミングで、どんな言葉がけを行えば、やる気やポテンシャルを伸ばせるのかをコーチらは熟知していますが、自分自身のボディランゲージが発するシグナルが、選手のメンタル面へどのように影響するかを意識できているコーチは多くはありません。 たとえば極端に近すぎる距離、冷たく感じられる視線、威圧的なジェスチャーなど、コーチの意図せぬボディランゲージによって、選手の心が不意に惑わせられたり、プレッシャーを感じてしまうというケースが、コーチと選手間のコミュニケーションではよく起きます。 選手に最高のパフォーマンスを発揮してもらうめには、選手だけでなくコーチもまた、自身のボディランゲージを正しく扱うスキルを身につけることが大切で


オリンピックで見られる世界共通のボディランゲージ
世界中から数多くの選手らが集まるオリンピックは、文化や人種を超えたボディランゲージの類似点や相違点を発見するのにもっとも適したイベントです。 そこで今回は、本日いよいよ開幕する東京オリンピックに向けて、オリンピック関連のボディランゲージについてお伝えしたいと思います。 カリフォルニア大学の心理学教授デイヴィッド・マツモト氏は、オリンピックの柔道コーチとしての過去の経験から、オリンピック選手の感情表現についての研究を行いました。 この研究は、2004年にギリシャのアテネで開催されたパラリンピック競技大会と、2004年夏季オリンピック競技大会に参加した先天性視覚障害者と視覚障害者の柔道選手を対象におこなれました。 デイヴィッド・マツモト氏は、試合が終わった直後に撮影した23カ国の選手の画像を含む4,800枚以上の動画や写真を分析した結果、オリンピック選手が金メダルを獲得したときには、必ずといっていいほど「勝利」という同じ感情を共通のボディランゲージで表すことがわかりました。 その共通点とは次のようなものです。 たとえば優勝した選手のほとんどは、「デュ


心を癒すためのスキンシップ
人のメンタルに影響を与える脳内物質に「セロトニン」という神経伝達物質があります。精神面での安定や安心感を生み出すセロトニンは、ウォーキングやジョギングなどをしながら太陽の光を浴びることで増加するといわれています。 また「抱擁する」「肩や腕に触れる」「手を握る」といったスキンシップも、心を癒し幸せな気分にしてくれるオキシトシンを作り出し、さらにオキシトシンはセロトニンの増加を促してくれます。 しかしコロナの影響で外出が制限され、パソコンや携帯を通したコミュニケーションが急速に進んだ現代、運動によってセロトニンを分泌することはできても、人とのスキンシップから生まれるセロトニンは不足しがちです。 脳内でセロトニンが不足すると、精神面のバランスが崩れやすくなったり、うつ病を発症してしまうこともあります。 できれば友人や家族、恋人間でのスキンシップをより積極的に行えることが望ましいですが、それらが難しい場合、ボディマッサージやボディトリートメントのようなサービスを受けて、人とのスキンシップを得ることにも意味があります。 たとえば街中を歩けば、気軽に受けられ

教職員のためのボディランゲージ講座
将来教員を目指している学生さんを対象に、愛媛大学で「教職員のためのボディランゲージ講座」を開催いたしました。 わたしたち人間は生まれた瞬間から、言葉よりも先にボディランゲージを使って周りの人々とコミュニケーションをします。ボディランゲージには70万種類以上もあり、言葉よりもはるかに雄弁なのが、ボディランゲージ。 なにげない瞬間にあらわれる子供の表情やしぐさには、その子の言葉にならない本当の気持ちがあらわれるにもかかわらず、日本では教員免許を取得するまでの過程のなかで、子供達のボディランゲージを読み解く技術や、教員がボディランゲージを効果的に使う技術を学ぶ機会はほとんどありません。 国際ボディランゲージ協会は協会設立時から、すべての小中学校でボディランゲージ教育を取り入れていただくことを目標に活動しきましたので、大学から講師としてお声がかかるのは大変ありがたく思います。 今回「教員のためのボディランゲージ講座」に参加していただいた学生さん方から、受講後にいただいたご感想を一部ご紹介したいと思います。 「自分の思いや考えを伝える手段として、顔や姿勢、


ビジネスで信頼を勝ち取るために気をつけるべきボディランゲージ
自分の「表情」や「姿勢」は普段から意識していても、「手の動き」となると意外と無頓着になっていませんか? 私たちの脳には、コミュニケーションする相手の手を瞬時に認識し、観察しつづける領域があります。相手の手の動きを追いながら、その人の印象形成を行い、相手の口から発せられたメッセージの意味を理解します。 ですからあなたが自分の手をどのように動かすかは、あなたの印象を左右する重要なポイントとなります。 そこで本日は、コミュニケーションの際に気をつけたい手のボディランゲージを4種類ご紹介いたします。 オンラインでのコミュニケーション、そしてオフラインでのコミュニケーション、両方の場で活用できる情報ですので、現在テレワーク中心でお仕事をされている方も、ぜひ参考になさってくださいね。 気をつけたいボディランゲージ① 手を隠す 私たちの大脳の約3分の1は、手や指をコントールするために使われています。「手は第二の脳」とも言えるくらい、その人の考えや心の状態を如実に表しますから、その手が視界から外れたところに隠されていると、会話の相手はあなたの気持ちや意図を理解す


次回の勉強会のゲストは川岡大次郎さんです
「表情や姿勢、しぐさから相手の心理を正しく理解し、人種、性別、性格を問わず、誰とでも魅力的なコミュニケーションがとれる人材を育成」という理念を掲げ、2016年に設立した国際ボディランゲージ協会も、今月で5周年を迎えます。 これまで国際ボディランゲージ協会の会員様向けに年に6回、勉強会やイベント等を開催してきましたが、来月は「ビーチボーイズ」「救命病棟24時」やNHK連続テレビ小説「花子とアン」大河ドラマ「花燃ゆ」「龍馬伝」など、数々の有名ドラマに出演してきた俳優の川岡大次郎さんをゲストとしてお呼びしています。 経験豊富な俳優さんから演技の実践的なメソッドを学び、感情や気持ちの上手い伝え方や、感情表現をより豊かにする方法を習得できるイベントです。ご興味のある方は、国際ボディランゲージ協会のHPをご覧下さい。 ◣◥◣◥◣◥◣◥◣◥◣◥◣◥◣◥◣◥
一般社団法人 国際ボディランゲージ協会
https://www.body-language-expert.com
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親の話し方が影響を与える?子どもの感性を豊かに伸ばす親の話し方
みなさん、こんにちは。国際ボディランゲージ協会の安積です。 今回はブリティッシュ・ジャーナルに掲載されていたHarriet Tenenbaum博士の親子のコミュニケーションに関する記事をご紹介します。 Harriet Tenenbaum博士は、家庭に4歳〜6歳の子供がいる親たちを集め、子供との会話の様子をビデオに撮影しながら特徴を調べました。 その結果、親子の会話には次のような著しい特徴が見られたそうです。 ・母親は父親に比べてより頻繁に「悲しい」「嬉しい」「怒った」「恐れている」「気がかり」「愛している」といった感情用語を子供に対して使う傾向にある。 ・母親は「悲しい」「嬉しい」「怒った」「恐れている」「気がかり」「愛している」といった感情用語を息子よりも娘に対して頻繁に使う傾向がある。 ・父親は娘に対して息子以上に「悲しい」「嬉しい」「怒った」「恐れている」「気がかり」「愛している」といった感情用語を頻繁に使う傾向がある。 なぜ母親も父親も、娘に対しては息子よりも感情を含む用語を多く使うのでしょうか? これはおそらく「女の子には感情で伝えた方


不安を和らげてくれるボディランゲージ
国際ボディランゲージ協会の講座の中では「コミュニケーションの中で相手に触れることの心理効果」についてよくお伝えしていますが、人が人に直接触れることで不安が軽減され、抑うつにつながったり、癒されたりする効果を認める研究は数多くあります。 そこで今回は、オランダの心理学者サンダー・クーレー氏らが子供を対象に行なった「触れるというボディランゲージが及ぼす心理効果」についての実験をご紹介したいと思います。 サンダー・クーレー氏らは、被験者として集められた子供達を対象に、自尊心の高さを測るテストを実施しました。 その後、子供達に対して、死への不安を煽るような怖い文章を読み聞かせました。 読み聞かせの後、子供達の肩甲骨あたりに軽く手で触れながら、死に対して抱いている恐怖や不安感のレベルを測定しました。 実験の結果、初めに受けた自尊心をはかるテストで自尊心の高かった子供達は、体に触れらる前と後では不安のレベルに変化が見られなかったのに対して、自尊心の低い子供達は触れられたことによって、不安のレベルが大きく低下するという結果がでました。 この研究の結果から、「触

リモートでも印象・感情を上手に表現するためのテクニック
リモートでのコミュニケーションが主流になりつつある現代。 ・コミュニケーションが十分に取れず、 人間関係に悩みが ・同期、 先輩との人間関係構築。 同僚や上司と打ち解けられない ・社員の方や同期とのつながりができるか。 同期との関りが薄くなっている このような悩みや不安を抱えている方は多いようですね。 そこで今回はメンズメイクのスペシャリスト高橋さんと共に、ビジネスシーンにおいて、ポジティブな第一印象を残し、円滑なコミュニケーションを構築するためのポイントをお伝えしています。 ”リモートネイティブ” 2021年度新卒の 不安第1位は「存在を知ってもらえる?覚えてもらえる?」 イメージコンサルタント安積陽子が教える、コミュニケーションテクニック https://prtimes.jp/.../rd/amp/p/000001900.000005794.html... 表情、動作、姿勢に気をつけて、オンラインでも最適なあなたの印象を築き上げましょう!


楽しみながらボディランゲージ力を鍛える
みなさま、こんにちは。国際ボディランゲージ協会事務局です。 今回は国際ボディランゲージ協会代表の安積陽子が、楽しみながらボディランゲージを使った表現力を上げることのできるカードゲームをYoutubeチャンネルでご紹介しております。 ご興味のある方は、下記の画像をクリックしてご覧ください。