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本当の気持ちを笑顔で隠す日本人― 表情研究から見える文化的特徴 ―
みなさん、こんにちは。国際ボディランゲージ協会代表の 安積陽子 です。 今回は、 日本人に比較的よく見られる「笑顔の使われ方の特徴」 について、表情研究と文化心理学の視点からご紹介します。 笑顔が現れる「意外な場面」 まず、下記の映像をご覧ください。それは、欠陥商品についてクレームを伝えている女性の様子です。 注意深く観察すると、彼女が話し始めた瞬間、 ごく一瞬、抑え込まれた感情が微表情として表れ 、その直後に穏やかな笑顔へと切り替わっています。 クレームとは、本来製品やサービスへの 不満や怒り から生じるものです。 しかし日本では、怒りや苛立ちといった否定的感情を、 笑顔という社会的に受け入れられやすい表情で包みながら伝える ケースが少なくありません。 これは「嘘をついている」という意味ではなく、 対人関係の摩擦を最小限に抑えようとする調整行動 と捉えることができます。 研究が示す「笑顔による感情調整」 この傾向を裏づける興味深い研究があります。 ある実験では、日本人とアメリカ人の被験者に不快・嫌悪を引き起こす映像を見せ、その際の表情反







