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人は「どんな顔」を覚えやすいのか― 顔認知研究からわかっていること ―
みなさんは、 初めて会った人の顔をすぐに覚えられるタイプ でしょうか。 「顔の記憶力は女性のほうが高い」このような話を聞いたことがある方も多いかもしれません。 実際、顔認知に関する研究では、 平均的には女性のほうが顔を正確に識別・記憶する傾向がある という報告が多く存在します。ただし、この差は個人差や状況によって大きく変動し、「性別だけ」で説明できるほど単純なものではありません。 近年の研究では、顔の記憶には性差だけでなく、 次のような「経験に基づく偏り」 が強く関与していることが分かっています。 顔を覚えやすくする3つの代表的な効果 ① own-race effect(同人種効果) 人は、 自分が属する人種の顔を、他の人種の顔よりも識別・記憶しやすい 傾向があります。 これは能力の問題ではなく、日常的な接触頻度や視覚経験の量によって形成される 知覚のチューニング(perceptual expertise) によるものと考えられています。 ② own-age effect(同年代効果) 自分と近い年代の人の顔のほうが、他の年代よりも記憶しやすい


海外で気をつけるべき日本人のボディランゲージ
みなさん、こんにちは。国際ボディランゲージ協会代表の 安積陽子 です。 近年、英会話スクールや留学支援機関、グローバル展開を行う企業様から、社内セミナーや研修のご依頼をいただく機会が増えてきました。 国際化が進むなかで、 「語学力だけでは不十分だ」「非言語コミュニケーションを国際基準で理解する必要がある」 と感じている教育機関・経営者の方が増えていることを実感しています。 ボディランゲージを理解することで得られる2つの大きなメリット ① 自己表現の精度が高まる 身振り・表情・姿勢といった非言語行動は、 話の内容そのもの以上に、印象形成に影響する ことが多くの研究で示されています。 どの動作をどのタイミングでどの程度使うのか。 これを理解すると、 話の要点を自然に強調できる 説得力や存在感が増す 不必要な誤解を減らせる といった効果が生まれます。 これは「大げさに動く」ことではなく、 文化と文脈に合った非言語表現を選べるようになる ということです。 ② 言語の壁を越えた理解が可能になる 表情・視線・身体の向き・距離感などには、 文化を超えて共通


上下関係は態度にあらわれる!同僚にすると不快感をもたれる10のボディランゲージ
みなさん、こんにちは。 国際ボディランゲージ協会の安積です。 本日は「ボディランゲージから分かる力関係」についてお伝えします。 わたしたちは日頃から、表情やしぐさ、姿勢などを通して、好意や敵意、優越感、力関係に関する情報やメッセージを、周囲の人に発信しています。...


ボディランゲージを使った自己演出術― 非言語が「意欲」を伝える ―
みなさん、こんにちは。国際ボディランゲージ協会代表の 安積陽子 です。 今回から数回にわたり、 ボディランゲージを使った実践的な自己演出法 をご紹介していきます。 第1回目のテーマは、 「意欲」を非言語でどう伝えるか です。 意欲は、言葉で「やる気があります」と伝える以上に、 表情・姿勢・動作といった非言語行動から強く判断される ことが心理学・行動科学の研究から分かっています。 《まずは事前準備から》 非言語表現は、心身の状態に大きく影響されます。そのため、次の2点は非常に重要です。 深く呼吸し、全身の余計な緊張を一度リセットする 自分の非言語行動を通じて、相手や聴衆にどのような印象を残したいのかを明確にイメージする これは、 注意の矛先を一点に集中させるために必要な準備 です。 情熱を効果的に伝える20のボディランゲージ ここからは、 関与度・覚醒水準・積極性が高いと認知されやすい非言語行動 をカテゴリー別にご紹介します。 《表情》 目を通常よりやや大きく開く まぶた全体に適度な緊張をもたせる はっきりとしたアイコンタクトを意識する 相手よりわ


万国共通の表情とは?― 感情と表情の普遍性をめぐる科学 ―
みなさん、こんにちは。国際ボディランゲージ協会代表の 安積陽子 です。 国や地域によって言語や文化は大きく異なりますが、 文化・民族・人種・宗教・年齢・性別・時代を超えて共通して現れる表情 が存在することが、長年の研究によって示されています。 これらは一般に 「万国共通の表情(universal facial expressions)」 と呼ばれています。 万国共通の表情とは何か たとえば、人が「楽しい」「うれしい」と感じたとき、赤ちゃんでも大人でも、男性でも女性でも、 口角が自然に上がり 目の周囲の筋肉(眼輪筋)が収縮する という、いわゆる 笑顔 の表情が現れます。 このように、 特定の感情と結びついた表情パターンが、人類共通で観察される という考え方が、万国共通の表情の基本です。 現在までに確認されている「基本表情」 現在、研究の中で比較的高い一致率が確認されている感情表情は、次の7種類です。 幸福(Happiness) 軽蔑(Contempt) 恐怖(Fear) 嫌悪(Disgust) 怒り(Anger) 悲しみ(Sadness) 驚き(S





