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人は「どんな顔」を覚えやすいのか― 顔認知研究からわかっていること ―
みなさんは、 初めて会った人の顔をすぐに覚えられるタイプ でしょうか。 「顔の記憶力は女性のほうが高い」このような話を聞いたことがある方も多いかもしれません。 実際、顔認知に関する研究では、 平均的には女性のほうが顔を正確に識別・記憶する傾向がある という報告が多く存在します。ただし、この差は個人差や状況によって大きく変動し、「性別だけ」で説明できるほど単純なものではありません。 近年の研究では、顔の記憶には性差だけでなく、 次のような「経験に基づく偏り」 が強く関与していることが分かっています。 顔を覚えやすくする3つの代表的な効果 ① own-race effect(同人種効果) 人は、 自分が属する人種の顔を、他の人種の顔よりも識別・記憶しやすい 傾向があります。 これは能力の問題ではなく、日常的な接触頻度や視覚経験の量によって形成される 知覚のチューニング(perceptual expertise) によるものと考えられています。 ② own-age effect(同年代効果) 自分と近い年代の人の顔のほうが、他の年代よりも記憶しやすい


初対面の3秒で判断されているものとは?
もしみなさんの目の前に見知らぬ人が現れたら、3秒間で結構です。 その人の表情やしぐさ、姿勢、装いなどを観察をして、あなたの中にどのような感情や思考が生まれたかを感じ取ってみてください。 私たちは、わずか数秒の出会いでも、視界に入った人物を一瞬で意味づけをしています。...


上下関係は態度にあらわれる!同僚にすると不快感をもたれる10のボディランゲージ
みなさん、こんにちは。 国際ボディランゲージ協会の安積です。 本日は「ボディランゲージから分かる力関係」についてお伝えします。 わたしたちは日頃から、表情やしぐさ、姿勢などを通して、好意や敵意、優越感、力関係に関する情報やメッセージを、周囲の人に発信しています。...


ボディランゲージを使った自己演出術― 非言語が「意欲」を伝える ―
みなさん、こんにちは。国際ボディランゲージ協会代表の 安積陽子 です。 今回から数回にわたり、 ボディランゲージを使った実践的な自己演出法 をご紹介していきます。 第1回目のテーマは、 「意欲」を非言語でどう伝えるか です。 意欲は、言葉で「やる気があります」と伝える以上に、 表情・姿勢・動作といった非言語行動から強く判断される ことが心理学・行動科学の研究から分かっています。 《まずは事前準備から》 非言語表現は、心身の状態に大きく影響されます。そのため、次の2点は非常に重要です。 深く呼吸し、全身の余計な緊張を一度リセットする 自分の非言語行動を通じて、相手や聴衆にどのような印象を残したいのかを明確にイメージする これは、 注意の矛先を一点に集中させるために必要な準備 です。 情熱を効果的に伝える20のボディランゲージ ここからは、 関与度・覚醒水準・積極性が高いと認知されやすい非言語行動 をカテゴリー別にご紹介します。 《表情》 目を通常よりやや大きく開く まぶた全体に適度な緊張をもたせる はっきりとしたアイコンタクトを意識する 相手よりわ


子供の社会的成功とボディランゲージとの関係
みなさん、こんにちは。 国際ボディランゲージ協会代表の安積です。 興味深い論文を見つけましたので、 本日はその一部をみなさまにご紹介したいと思います。 表情やしぐさ、姿勢といった非言語シグナルから 相手の気持ちを読み解く能力は、その人の社会的成功要因と...


万国共通の表情とは?― 感情と表情の普遍性をめぐる科学 ―
みなさん、こんにちは。国際ボディランゲージ協会代表の 安積陽子 です。 国や地域によって言語や文化は大きく異なりますが、 文化・民族・人種・宗教・年齢・性別・時代を超えて共通して現れる表情 が存在することが、長年の研究によって示されています。 これらは一般に 「万国共通の表情(universal facial expressions)」 と呼ばれています。 万国共通の表情とは何か たとえば、人が「楽しい」「うれしい」と感じたとき、赤ちゃんでも大人でも、男性でも女性でも、 口角が自然に上がり 目の周囲の筋肉(眼輪筋)が収縮する という、いわゆる 笑顔 の表情が現れます。 このように、 特定の感情と結びついた表情パターンが、人類共通で観察される という考え方が、万国共通の表情の基本です。 現在までに確認されている「基本表情」 現在、研究の中で比較的高い一致率が確認されている感情表情は、次の7種類です。 幸福(Happiness) 軽蔑(Contempt) 恐怖(Fear) 嫌悪(Disgust) 怒り(Anger) 悲しみ(Sadness) 驚き(S





