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参議院選挙ポスターの写り方と印象との関係

みなさん、こんにちは。

まもなく参院選の投開票が始まります。

街中では、候補者たちの色とりどりの選挙用ポスターが掲示板に貼られていて賑やかですね。



今日は「選挙ポスターの写り方と印象との関係」について、①顔の向き ②顔の大きさ ③肌の質感、この3つの観点からお伝えしたいと思います。


私たちは左右非対称なものを見たとき比べて、左右対称なものを見たときのほうが「整っていて美しい」と捉える傾向があります。


しかし興味深いのは、完全にシンメトリー(左右対称)な顔を見ると、美しさや調和よりも怖いといった感情や、近づきがたいといった印象を抱くこともあるという点です。


ですから顔の左右対称性の強いお顔立ちの方の撮影をお手伝いする際は、近づきにくい印象を避け、その人らしさがより伝わるよう、真正面からではなく顔に少し角度をつけて撮影することがあります。






顔に角度をつける際、顔を少し右側に向けるか、あるいは左側に向けるかで、撮影後の写真から受ける印象は変わります。


たとえば、正面から見て顔が右側を向いている顔からは、前進・可能性・希望といったポジティブな印象が伝わりやすくなります。一方で、左側を向いた顔からは、後退・停滞・過去といったネガティブな印象が伝わりやすくなります。


またポスター全体の面積に対して、顔が占める割合も大切です。ポスターの紙面スペースに対して顔が占める割合が大きければ、表情から候補者のエネルギーを感じやすくなりますし、小さくなれば伝わるエネルギーは減少します。もちろん選挙ポスターの好感度は、候補者の顔の大きさだけで決まるわけでなく、レイアウトのバランスや、文字のフォントやサイズ、文字の色、背景色、ポーズ等も大きく関わってきますが、一般的には、ポスターの面積に対して顔の占める割合が小さいよりは大きい方が好感度につながりやすくなります。



また〈顔の向き〉だけでなく、〈顎の高さ〉によっても、顔から伝わる印象は変わります。


たとえば、顎を少し上に向けると→上昇志向・未来志向

顎をしっかりと上に向けると→傲慢・威圧的

顎を下に向けると→下降気味・回顧主義


このように、顔の向きに加えて顎の高さを変えると、印象の違いがさらに強まります。




「この人を支持したら明るい未来が開けるかもしれない」という希望


「この人は我々のために頑張ってくれるであろう」という期待感


「新しい価値や機会を生み出してくれるかもしれない」という可能性


これらを感じさせる顔の向きは、目線はしっかりと有権者の方(正面)へ向けつつ、顔の向きは少しだけ右上へ向けた方が良いということになります。


日本語には、数値の上昇や状態がよくなることを意味する「右肩上がり」という言葉がありますが、左下を向いた時よりも右上に上昇していくものに対して、わたしたちはよい印象を抱くように自然にインプットされているのです。





写真から伝わるお肌の質感も重要です。肌の表層が凸凹していたり、ギトギトと光っていたり、目の周りのクマが青黒く目立ったり、口周りの肥後剃り跡や小鼻の周りに色ムラが感じられるお肌は、マイナスイメージにつながります。


健康的であることがひと目で伝わる滑らかで均一的な肌の質感の方が、写真から伝わる印象は良くなります。


写真に加工を施しすぎると逆効果ですが、少しレタッチ(補正)をして滑らかな肌の質感にすることで、表情全体から伝わるエネルギーや覇気は大きく改善します。



これからプロフィール写真を撮影する予定のある方は、写真を通してどのような印象を与えたいかを考えて、ご自分の顔の向きや顎の高さ、肌の質感を調整してくださいね。



 


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