眉の動きからわかる感情(下がる眉毛編)
みなさんは、こんにちは。
国際ボディランゲージ協会代表の安積です。
このブログでは、顔やしぐさ、姿勢から感情や心の状態を読みとるヒントをお伝えします。
ところでみなさんは、どのようなときに眉が上がったり下がったりしますか?
今回は、「眉が下がる」表情に隠された意味をご説明します。

「眉が下がる」動きには、次の4つのうち、いずれかの意味が隠されています。
①「怒り」の表情
②「嫌悪」の表情
③「熟考」のシグナル
④「不同意」のシグナル
それぞれについて詳しく説明していきましょう。
①「怒り」の表情
人が「怒り」を感じているとき、眉が下がり、目が見開かれ、下まぶたに力が入り、口が力みます。これが「怒り」の表情の典形パターンです。
つまり眉が下がる動きは、「怒り」の感情を見極めるポイントになります。
②「嫌悪」の表情
人が「嫌悪」を感じているときは、眉が下がり、鼻にしわを寄せる表情になります。
たとえば想像してみてください。臭いものの匂いを嗅いだとき、みなさんはどんな表情になりますか? 眉が下がり、鼻にしわを寄せた表情になると思います。
①眉が下がり、②鼻にしわを寄せる、このような動きが同時に見られるときは、「嫌悪」の感情を抱いているものです。
③「熟考」のシグナル
会話をしていて相手の話が難しく思えたり、自分の話そうとすることがうまく説明できなかったり・・・そんなときも眉が下がります。
自分の話を聞いている相手の眉が下がったときは、「話が難しい」「検討を要する」「いま、あなたの話を理解しようとしている」と相手が思っていることを意味します。逆に、話している自分の眉が下がっているときは、「話をまだ整理できていない」「説明が難しい話をしている」といった、難しいことに取り組んでいる状態なのです。
④「不同意」のシグナル
同意しない、つまり「不同意」を示すシグナルも、眉が下がる表情に表れます。「あなたの話に同意できない」「この意見に同意を求めるのは難しいですよね?」と自分が相手に不同意を示す、あるいは相手の不同意を推し量る際に眉が下がります。
では、同じ「眉が下がる」表情の動きから、これらの4つの意味をどのように見分けるとよいでしょうか?