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よくできる子は、よく手を動かす〜子供の能力とボディランゲージとの関係〜

みなさん、こんにちは。

国際ボディランゲージ協会代表の安積です。

今日は、子供の言語能力とボディランゲージとの関係についてお伝えします。

「手を動かす」という動作は、子供の能力とどのような関係があるのでしょうか?

結論からお伝えすると、手を動かすという行為は、その子の問題解決能力や言語発達と密接な関係があることが、世界各国の研究から明らかになっています。

たとえばある小学校で、子供たちを対象に、次のような実験が行われました。

まず子供たち全員に、数学の問題を解かせました。

その後、子どもたちを2つのグループに分けました。片方のグループにはどのように問題を解いたかを手を使わせながら説明させ、もう片方のグループの子供たちには口頭だけで説明させるという実験をしたのです。

すると、手を使って説明をさせられた子供達は、口頭で説明した子供達よりも、問題解決能力が高くなることがわかりました。

たしかに、数学オリンピックでメダルをとるような数学が得意な子供たちは、たとえ答えがすぐにわからなくても、問題を見たらまずはとにかく手を動かすという共通点があるそうです。

答えはわからなくても、とりあえず頭に浮かんできた数字や文字、図形などを紙の上に描き、アイデアを視覚化することで、思考が整理され、答えの道筋が見えてくるのでしょう。

「手を動かす」という行為は、単に暗記力を強化するだけでなく、思考の道筋を切り開いていく力があるのですね。

「手を動かす」ことで思考の道筋が切り開かれるのならば、この方法は、勉強以外でもこの方法が応用できると思います。たとえば、お子さんが何か複雑な悩みや課題を抱えているとします。じっくりと話を聞いてあげるだけでも、きっとお子さんの気持ちは楽になると思います。問題が複雑であればあるほど、より具体的に話し合うことが大切です。

すぐには答えが見つからない問題を何か抱えているときは、ただ話し合うだけではなく、問題の原因や今後すべきことなどを紙の上に書き出して話し合うと、より冷静で建設的な解決策が導けるかもれません。

次回は、《赤ちゃんの手の動きと言語能力との関係》についてご紹介したいと思います。

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以前にこちらの記事でもご紹介したように、幼い頃から非言語能力の高い子供達は、大人になってからも、さまざまなタイプの人間とうまくつき合うことができます。

非言語コミュニケーション能力は、大人だけでなく子供たちにとっても非常に大切なスキルです。ご家庭や教育の現場でも活かせる実用的なボディランゲージスキルを身につけたい方は、ぜひこちらの講座にご参加ください。

》》》国際ボディランゲージ協会 認定2級・1級講座

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