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心を癒すためのスキンシップ


人のメンタルに影響を与える脳内物質に「セロトニン」という神経伝達物質があります。精神面での安定や安心感を生み出すセロトニンは、ウォーキングやジョギングなどをしながら太陽の光を浴びることで増加するといわれています。


また「抱擁する」「肩や腕に触れる」「手を握る」といったスキンシップも、心を癒し幸せな気分にしてくれるオキシトシンを作り出し、さらにオキシトシンはセロトニンの増加を促してくれます。





しかしコロナの影響で外出が制限され、パソコンや携帯を通したコミュニケーションが急速に進んだ現代、運動によってセロトニンを分泌することはできても、人とのスキンシップから生まれるセロトニンは不足しがちです。


脳内でセロトニンが不足すると、精神面のバランスが崩れやすくなったり、うつ病を発症してしまうこともあります。





できれば友人や家族、恋人間でのスキンシップをより積極的に行えることが望ましいですが、それらが難しい場合、ボディマッサージやボディトリートメントのようなサービスを受けて、人とのスキンシップを得ることにも意味があります。


たとえば街中を歩けば、気軽に受けられるクイックマッサージや、アロママッサージなどさまざまなサービスがありますよね。できれば継続的にスキンシップを受けることが望ましいですが、たとえ1回きりのスキンシップであっても、人とのスキンシップは脳内でセロトニンやオキシトシンを分泌させ、心をリラックス状態へと導いてくれます。




人と人とのスキンシップが精神面に与える影響を検証した研究は、世界中で数多く行われていますが、病で苦しんでいる人が、肌を通して他者の温もりを感じると、痛みの程度が少なくなったり、精神的な病を抱えた方の心の回復が早まったりするという報告も多数見られます。




コロナ禍ではうつ病で苦しまれている方の数も非常に増えています。自分の心の状態を健全な状態に維持するためにも、状況が収束するのをただ待つのではなく、人から触れられるためのセルフケアを日常の中に意図的に取り込むことを検討してみてもよいかもしれませんね。






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