動物のボディランゲージ:猫の表情の秘密を探る
猫好きの皆さん、猫の表情を読むのは得意ですか?
本日は猫好きの皆さんに、猫の表情に関する興味深い最新の研究成果をお伝えしたいと思います。
最新の研究によれば、家猫が他の猫とコミュニケーションを取る際に使用する顔の表情は、驚くべきことに何と数百種類にも及ぶとのことです。
この研究を行ったのは、リオン大学の心理学助教授であるBrittany Florkiewicz氏と、Kansas Medical Centerの医学生Lauren Scott氏です。彼らはロサンゼルスにある猫カフェに住む家猫の顔の表情を綿密に調査し、その結果を「Behavioral Processes」という学術誌に発表しました。
この研究結果は、家猫が「個性的で無感情、反社会的」という従来の固定観念を覆すものでした。

Brittany Florkiewicz氏とLauren Scott氏は、は「CatCafé Lounge」という猫カフェで約50匹の猫を観察しました。このカフェでは、猫たちが新しい家族を待ちながら人間と触れ合うことができます。
彼らは1年間にわたり、閉店後の静かな時間に猫同士の交流をビデオで記録。合計194分に及ぶ映像から、猫たちの表情をひとつひとつ分析し、コード名で分類しました。食事中やあくび、単なる呼吸などのコミュニケーションに関係ない表情は除外されました。
その結果、猫たちは276種類のユニークな表情を使っていることが判明。そのうち45%が友好的な表情、37%が攻撃的な意図を示す表情で、残りの18%はその中間に位置していました。
これは他の多くの動物種と比べても非常に多い数です。
しかし、これらの表情がどのようなメッセージを伝えているのかはまだ謎のまま・・・ということで、猫たちの神秘的なコミュニケーションの世界をさらに深く探究することは、きっと猫愛好家にとっても、科学者にとっても魅力的な挑戦になることでしょう。

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