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マスクをしている今、どうすればボディランゲージを読み取れるの?
コロナウイルスの大流行により、私たちのコミュニケーションのあり方は大きく変化しました。 ボディランゲージの講座や研修を実施していると「顔の半分がマスクで隠されている状態では、相手が何を考えたり感じているのかを見極めるのは難しい」という悩みをよく聞きます。 会話の相手がマスクの下で、鼻にシワを寄せて不快感を表していたり、口の中で唇をすぼませ不満感を示していたとしていても、マスクの上から察知するのはなかなか困難ですものね。 しかし顔から発信される情報量が限られている今こそ、「顔」と同じくらい「身体」に現れるボディランゲージにも、より一層注目してみてほしいのです。 そこで本日は「マスクをしていても気づきやすいボディランゲージ」を4つご紹介しましょう。 1. 目を細める 目を細めたり、眉の上にシワを寄せることは、意見の相違や混乱、ストレスを表します。会話の最中に相手の相手の目が細まったら「あなたの話には同意しかねます」「あなたの話はわかりにくい」「それって本当?」という否定や疑いの気持ちやストレスが目元に現れている可能性があります。 2. 眉毛をひたいに


医療現場におけるボディランゲージの重要性
ミシガン大学医学部のマイケル・フェッターズ博士は、医師が一般的な健康診断を行う様子を撮影して、医師と患者がお互いをどのように見ているかを研究しました。 研究の結果、たとえ簡単な健康診断であっても、多くの医師は患者の表情や態度に気を配りながらコミュニケーションをとっていることがわかりました。 患者のボディランゲージを手がかりに医師が推察するのは、次のような点です。薬物依存症やアルコール依存症、うつ病等の可能性、虐待の兆候はないか。特定の質問に対して答えるのを避けていないか。このような点についても、医師は患者の表情や態度を参考にします。 また、どのような様子で症状を話をしたかによっても、治療方針に違いが生じることも明らかになりました。 一方で、ボディランゲージをチェックしているのは医師だけではないこともわかりました。患者もまた医師の行動、態度、その他の外見を微妙なシグナルを手掛かりに、その医師が信頼できるかどうかを推し量っていました。 診察室に入ってからわずか1〜2分もの間に、患者は担当医師の表情や視線、口調、体の動かし方などを即座に観察して、その医