上下関係は態度にあらわれる!同僚にすると不快感をもたれる10のボディランゲージ
みなさん、こんにちは。
国際ボディランゲージ協会の安積です。
本日は「ボディランゲージから分かる力関係」についてお伝えします。
わたしたちは日頃から、表情やしぐさ、姿勢などを通して、好意や敵意、優越感、力関係に関する情報やメッセージを、周囲の人に発信しています。
ボディランゲージの怖いところは、ちょっとした態度や表情から、相手との上下関係が自然に醸し出されてしまうところ。「上下関係」というのは、社会的地位、年齢の差、立場の差から生じるだけでなく、心理的な関係も含まれます。
知らないうちに相手に不快な思いをさせてしまわないように、自分が発信しているメッセージを日頃から客観的に観察し、相手の気持ちに合わせてときには微調整することも必要です。
たとえ自分が意図していなくても、「あの人はいつも偉そうだ」「アイツの話し方はなんだか癪にさわる」「意見を押しつけられているような気がする」などと影で言われていたら・・・・
何気ない言動に、あなたが無意識に思っている相手との上下関係があらわれているのかもしれません。
わたしたちが相手に不快感を抱くとき。それは、圧倒的な力を持つ人だけがしてもいいような行為を、自分と同等の立場の人からされたときです。つまり、互いに認識している関係性と矛盾した情報を相手のボディランゲージから受け取ったとき、強い不快感を覚える傾向があります。
たとえば、あきらかに自分と同等の立場の人に、
①話に同調してもらえない
(自分はうなずきながら相手の話を聞いているのに、相手はうなずかない)
②話を何度もさえぎられる
(話を最後まで聞かずに自分の話を始める)
③関心や感情を示されない
(表情の変化がない)
④自分にばかり多くの行動を要求される
(一方的に指示したり、お願いしてこられる。何かをさせようと、要求が絶えない)
⑤自分より広いスペースを確保される
(飛行機や新幹線の席、会議室のテーブルや椅子のスペースなど)
⑥背や体格の大きさをほのめかす
⑦顔を見ずに返答される
⑧不自然に長く、強いアイコンタクトで見返してくる
⑨指をさされる
⑩上から押さえつけるようなしぐさをされる
たとえささいなことでも、このような行為をされると、まるで自分が相手よりも下の立場に置かれたような気分になります。
2人の間に明らかな上下関係が存在し、立場の違いを踏まえて行動したほうがよい状況ならば、上記のようなボディランゲージは起こりうることです。
しかし会社の仲間や同僚といった、自分と同等の立場の人から上記のような行為をされると、不快感や強い違和感をもつことがあるので注意が必要です。
コミュニケーションにおいては、「こうすれば絶対に大丈夫!」という万能の法則は存在しません。周囲の人とフェアな関係を保ちたいなら、相手の表情や反応を見ながら自分の言動を調整し、ちょうどよいバランスを保ち続ける地道な努力が必要なのです。
対等な関係というのは、よほど気の合う相手でない限り、自然に生まれるものではないのですね^^
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