パワーを印象づけるボディランゲージ
みなさん、こんにちは。
国際ボディランゲージ協会代表の安積です。
リオ・オリンピックが幕を閉じましたね。
数々の感動シーンがあった今回のオリンピック。
そのなかでも、勇敢に戦って銀メダルを手にした 吉田沙保里選手の姿が一番印象に残りました。
試合後、金メダルを取れなかったことを家族や関係者に謝り、
表彰台でも悔し涙を流しつづける彼女の姿を見て、心打たれた方は多いはずです。
長年にわたって国民からの期待を背負い、トレーニングを重ねてきた彼女のプレッシャーは、
相当なものだったと思います。
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オリンピックの表彰台にも見られるように、
「高さ」は、「力や権力を象徴するもの」として人の目に映ります。
・最も高いところに据えられた皇帝用の特別席
・権力者が競い合うようにして建設したピラミッドや高層の建築物
・富裕層が好んで住む高層マンション
・成功の証として構えるビルの最上階のオフィス
古代エジプトの時代から現代に至るまで、ときの権力者や財力のある人たちは、自分の力を「高さ」を使って誇示しました。
「大きいものは強い」
「高いものには力がある」
この価値観は、今でもあらゆる面で見られます。
たとえば、体の大きい、身長の高い子がリーダーに担ぎ上げられ、リーダーとしての自覚が自発的に育まれていくように、幼少期から大人になるまで、体格の大きさは、その人の自尊心やキャリアなどにさまざまな影響を与えることがわかっています。
「大きさ・高さ=力」という考え方は、幼い頃から刷り込まれて、人生に影響を及ぼします。
「大きい=力がある」という既存の価値観を利用して、自分の《力》や《存在》を示すにはどうすればよいのでしょうか?
もっとも簡単にできる方法は、ボディランゲージを使って、高さや大きさを意図的に作る方法です。
たとえば
・背筋をしっかりと伸ばし、顎を少し上にあげる
・両腕を体から意図的に離し、周りにある空間を支配する
・自分が見劣りするくらい背の高い人とは並ばないようにする
・写真を撮る際は、下のアングルから撮る
・ビジネスや社交の場では、高めの椅子に座る
・テーブルのセンター席に座り、他の人を見渡せるスペースを確保する。
・一緒にいる相手よりもワントーン低く、大きな声を出す
女性の方なら、「ここ一番」の勝負時には、いつもよりも高いヒールを履く(ヒールの威力について、女性はよく知っていますよね?)
このような方法を使って、自分の体を実際よりも大きく錯覚させることができます。
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ボディランゲージのスキルは、人の感情を読み取るだけでなく、人の心理に与える影響を利用した《自己演出》にも役立てていくことができます。
人に対して、自分の意図する印象を与えたいときは、どのように振る舞えばよいのか?
ボディランゲージ1級講座では、この方法をさらに詳しくご紹介しています。
ご興味のある方は、こちらのHPをご覧ください。