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能楽に学ぶ非言語コミュニケーション



みなさん、こんにちは。国際ボディランゲージ協会代表の安積陽子です。

一昨年前より、能のレッスンを受けるという特別な機会をいただいております。この経験は、ボディランゲージに対する関心をさらに深め、非言語コミュニケーションの専門家としての視野を広げる貴重な機会になっています。


能楽の世界はその象徴的な動作と洗練された表現で知られており、能面を使った表現は、表情の微妙な変化と全身を用いた動きによって、感情や物語を伝えます。面を着用している能楽師の表情は、固定されているように見えますが、実際には頭の傾きや目の動きによって様々な感情が表現されます。

目の動きは特に重要で、上を見ることで悲しみや憧れを、下を見ることで内省や悔恨を表現します。これは、微細なジェスチャーや表情の変化が非言語コミュニケーションにおいてどれほど重要であるかを強調しています。


舞台上での歩き方や身体の使い方も、物語のキャラクターや状況を伝える上で重要です。ゆっくりとした歩みは荘厳さや高貴さを、速い歩みは緊急感や情熱を象徴し、私たちの日常生活におけるボディランゲージの力を物語っています。さらに、能の舞や固定されたポーズは、物語のクライマックスや感情を際立たせ、非言語コミュニケーションにおける象徴的な動作の重要性を示しています。
 
 
能楽師は能面の限られた表現を補うために、ボディランゲージを駆使します。静かな感情は緩やかな動きで、強い感情は力強いステップや急激な動作で表されることが多いようです。これは、表情だけでなく、全身を使った表現の重要性を示唆しています。
 
このように、能を通じてボディランゲージの多面性を探求することは、日常生活におけるコミュニケーションの理解を深めるための重要な手がかりとなることがわかりました。
 
能とボディランゲージとの関係性は非常に複雑ですが、これらの古典芸術が現代の非言語コミュニケーション理解にどのように寄与できるかを、今後さらに研究してまいりたいと思います。 

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