子どもの自殺の兆候はボディランゲージにも現れる

みなさん、こんにちは。 国際ボディランゲージ協会代表の安積です。 いよいよ明日から9月。 多くの学校では2学期がスタートしますね。 長い休み明けのこの時期にもっとも増えるのが、子どもの自殺です。 内閣府の調査によると、子どもの自殺は8月末から9月上旬にかけて増加する傾向がみられ、日別の集計では、9月1日に自殺する子どもが圧倒的に多いそうです。 子どもの心の闇は、《危険を示唆するシグナル》として、さまざまなかたちでボディランゲージにあらわれます。 たとえば、うつ病などの精神疾患を抱えている子どもや、自殺を考えている子どもには、次のような兆候がボディランゲージにあらわれることがわかっています。 -・-・-・-・-・-・-・-・--・-・-・-・-・-・-・-・- ・興味のあるものやこれまで嬉しそうに遊んでいたもの (ゲーム・本・おもちゃなど)に対して無表情で向き合うようになる ・ぼーっとしている時間が長くなる ・うつむき加減になり無気力な態度をとる ・言動が一致しなくなる(不自然な行動が増える) -・-・-・-・-・-・-・-・--・-・-・-・-・-・-・-・- 「親や友達に知られたら恥ずかしい」という自尊心から、自分が学校でいじめられていることや心の闇の部分を、周りの人に伝えられない子どもはたくさんいます。 だからこそ、子どもの鬱屈した心に気づくためには、その子の表情や姿勢、しぐさといったボディランゲージを普段からよく観察し、変化を確認することが大切です。 たとえば眉の動き。何をしていても眉がまったく動いていないときは、何かを伝えたい、知ってほしいという気力が失せ、感情が死ん

女は目から真実を読み取り、男は鼻と口元に注目する

みなさん、こんにちは。 国際ボディランゲージ協会代表の安積です。 本日は顔に対する男女の見方の違いについてお伝えします。 人の顔を見るとき、女性と男性とでは「見る箇所」に違いがあるのでしょうか? ラ・トローブ大学のVassallo博士らが行った表情認識に関する実験では、 ・女性は男性よりも「目元」をよく見て、 ・男性は女性よりも「鼻と口元」を見る という傾向があることが分かりました。 (Vassalo, Cooper & Douglas, 2009) 表情を読み取る能力は、男性よりも女性の方が優れている ということは数々の研究から証明されていますが、 この顔の見方の違いも、女性の優れた表情読み取る能力の理由になっているようです。 人の「眼」の周辺には、 コントロールが難しい筋肉が存在します。 つまり 意識的に動きを抑制できない「目元」をみることは その人の抱える本当の感情を読み解くうえで 重要なポイントとなるのです。 目元を見れば、真実が見えてくる。 女性はこの事実を、直感的によく理解しているということでしょうか。 -・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・- 他に、聴覚障害のある人たちを対象にした実験も行われています。 彼らが人の顔のどの部分をより多く見ているのか調べたところ 聴覚障害のある人が相手の表情を見るときは、「目元」に注目している ことがわかりました。 (K.watanabe, Matsuda, Nishioka, & Namatame, 2011) やはり目元には重要なメッセージがいろいろ隠れているわけですね。 非言語シグナルの読解能力を

眉の動きからその人の心を読む方法〜上がる眉毛編〜

みなさま、こんにちは。 国際ボディランゲージ協会代表の安積です。 本日は、「眉が上がる」動きには、どのような意味があるのかについてご紹介いたします。 「眉が上がる」という顔の動きには、次の4つの中のいずれかの意味が隠されています。 ①「驚き」の表情 ②「興味」のシグナル ③「疑問」のシグナル ④「強調」のシグナル 1つずつ詳しくご説明していきましょう。 ①「驚き」の表情 ①眉が上がり、②目が見開き、③口が軽く開く この3つが同時に起こるのは、驚いたときにみられる典型的な表情です。眉が上がりながら目と口も一緒に開いている場合、その人は本当に驚いています。 ②「興味」のシグナル 何かに対して興味や関心を感じたときにも、眉は上がります。 「興味」のシグナルは①「驚き」の表情と同様に現れますが、「驚き」と「関心」とでは、眉が上がる時間が異なります。「驚き」という感情は瞬間的なものなので、眉が上がるのは1秒以下~1秒程度です。一方、「興味をもつ」のは感情ではなく認知的なプロセスですので、1秒以上のあいだ眉が上がります。 ③「疑問」のシグナル 何かに疑問を感じた時にも、眉は上がります。 「疑問」のシグナルと「興味」のシグナルとの間に明確な違いはありませんので、状況などさまざまな情報を考慮しないと、両者を区別することはできません。 ④「強調」のシグナル 自分の話している言葉やフレーズに注意を喚起したい時も、眉は上がります。 ​討論番組やセミナーで話している人の眉の動きを観察してみましょう。眉が上がったときに語ったことが、その人の強調したい点だと捉えてよいでしょう。 -・-・-・-・-・-・-

その表情は本物か?「作られた表情」と「本物の表情」との見分け方

みなさん、こんにちは。 国際ボディランゲージ協会代表の安積陽子です。 本日は、「本物の表情」と「意図的に作られた表情」を 簡単に見分ける方法をご紹介したいと思います。 -・-・-・-・-・-・-・-・--・-・-・-・-・ 表情には、 本物の笑顔と愛想笑い、 本物の悲しみの表情と作られた悲しみの表情、 本当に驚いた表情と作られた驚きの表情 など、自然に表れる表情と意図的に作られた表情があります。 みなさんは、これらの違いを瞬時に見分けることができますか? -・-・-・-・-・-・-・-・--・-・-・-・-・-・ じつは次に示す2つのポイントを意識して観察すれば、 意外に簡単に見分けることができるのです。 そのポイントとなるのは、 ①左右非対称性 ②シンクロ性 です。これらの言葉を初めて聞く方もいると思いますので、 それぞれを詳しく説明していきましょう。 -・-・-・-・-・-・-・-・--・-・-・-・-・-・ ①左右非対称性とは、表情が作られたときに、表情筋が左右対称に動くことを意味します。 本物の感情があらわれているとき、表情は左右対称になります。一方、心の中にない感情を表情で作ろうとするとき、表情は左右非対称に歪む傾向があります。この歪みがあらわれるかどうかが、ポイントになります。 (*その人にもともと存在する、顔の歪みを考慮する必要があります) ②シンクロ性とは、表情筋が動くタイミングのことです。 心の底から「楽しい!嬉しい!」と感じているときは、口角が上に引き上がるのと同時に、目の周りの筋肉も収縮します。 本当の感情が表情にあらわれている場合は、この2つの動きが同時

パワーを印象づけるボディランゲージ

みなさん、こんにちは。 国際ボディランゲージ協会代表の安積です。 リオ・オリンピックが幕を閉じましたね。 数々の感動シーンがあった今回のオリンピック。 そのなかでも、勇敢に戦って銀メダルを手にした 吉田沙保里選手の姿が一番印象に残りました。 試合後、金メダルを取れなかったことを家族や関係者に謝り、 表彰台でも悔し涙を流しつづける彼女の姿を見て、心打たれた方は多いはずです。 長年にわたって国民からの期待を背負い、トレーニングを重ねてきた彼女のプレッシャーは、 相当なものだったと思います。 -・-・-・-・-・-・-・-・-・-・--・-・-・-・-・-・-・-・- オリンピックの表彰台にも見られるように、 「高さ」は、「力や権力を象徴するもの」として人の目に映ります。 ・最も高いところに据えられた皇帝用の特別席 ・権力者が競い合うようにして建設したピラミッドや高層の建築物 ・富裕層が好んで住む高層マンション ・成功の証として構えるビルの最上階のオフィス 古代エジプトの時代から現代に至るまで、ときの権力者や財力のある人たちは、自分の力を「高さ」を使って誇示しました。 「大きいものは強い」 「高いものには力がある」 この価値観は、今でもあらゆる面で見られます。 たとえば、体の大きい、身長の高い子がリーダーに担ぎ上げられ、リーダーとしての自覚が自発的に育まれていくように、幼少期から大人になるまで、体格の大きさは、その人の自尊心やキャリアなどにさまざまな影響を与えることがわかっています。 「大きさ・高さ=力」という考え方は、幼い頃から刷り込まれて、人生に影響を及ぼします。 「大きい=力が

離婚のシグナルはボディランゲージに表れる?

みなさん、こんにちは。 国際ボディランゲージ協会代表の安積です。 本日は、「離婚のシグナルはボディランゲージに表れる?」 というテーマで、ボディランゲージについてご紹介します。 みなさんは、「スマホ離婚」という言葉を聞いたことがありますか? スマホ離婚とは、スマートフォンに夢中になりすぎるあまり、 目の前にいる家族をおろそかにして離婚に至るケースをいいます。 FacebookやInstagramでインターネット上の見知らぬ他者からの 承認や賞賛を得ることに夢中になり、目の前にある現実をおろそかにしてしまう妻たち。 気晴らしに始めたスマホゲームに夢中になり、 どんどんデジタルの世界に没頭してしまう夫たち。 「旅行中もスマートフォンを片時も手放さない彼女に愛想を尽かした」 「子供の発表会の最中もスマホばかりを見ている夫に呆れてしまった」 「夫の顔を見る時間よりも、スマホをみている時間の方が今日も長かった・・・・」 このような感じで夫婦間のコミュニケーションが少しずつ希薄になり、 最終的には離婚に至ってしまう夫婦が増えてきているそうです。 1日の出来事を振り返ったときに、家族の顔よりもスマートフォンを眺めている 時間の方が長かったというのは・・・想像するとなんだか寂しいですね。 私たちの表情やしぐさといったボディランゲージは、心の鏡です。 ボディランゲージには、言葉以上にその人の「心の内」が凝縮されたかたちであらわれています。 何十年も一緒に連れ添った円満夫婦であれば、 「相手の顔なんか見なくても相手のことはわかる」と言えるかもしれません。 しかし、夫婦はもともとは赤の他人。 ふとし

本当の気持ちを笑顔で隠す日本人

みなさん、こんにちは。 国際ボディランゲージ協会代表理事の安積です。 本日は笑顔からみえてくる「日本人特有の感情のあらわれ方」についてお伝えいたします。 まずはこちらの映像をご覧ください。 こちらは欠陥のある商品に対してクレームを言っている女性の映像です。 クレームを言い始める前に、抑圧された感情がほんの一瞬だけあらわれる「微表情」が出たのを、みなさまはお気づきになりましたか? クレームというのは商品やサービス等の不満な点に対して改善を求める行為です。 当然、この映像の中の女性もネガティブな感情を抱いています。 しかし日本人が問題点や改善点を関係者に伝える場合、たとえクレームのようなときでさえ、怒りやイライラといった感情を《笑顔》でカバーしながら伝えることがよくあります。 みなさんも心当たりがあるのではないでしょうか。 -・-・-・-・-・-・-・-・- ここで1つ、日本人が本当の感情を隠す傾向が強いということを示す興味深い実験をご紹介いたします。 ある研究者が、アメリカ人と日本人を実験室に入れ、嫌悪感を引き起こすような映像を見せる実験を行いました。 映像を見たアメリカ人は、周りに同席者がいようがいまいが関係なく《嫌悪の表情》を表しましたが、日本人の場合は異なりました。 日本人の被験者は、一人きりでその映像を見ている際は嫌悪の表情をストレートに表しましたが、周りに同席者がいる場合には、《嫌悪の表情》を見せる代わりに《笑顔》になることがわかりました。 つまりたとえ不快なことがあっても、周りに誰かがいる場合は、その感情を笑顔などで覆い隠す傾向が日本人は強いということです。 だからこ

犯罪を誘発するボディランゲージ

みなさん、こんにちは。 国際ボディランゲージ協会代表の安積です。 本日は、犯罪を誘発するボディランゲージについてお伝えいたします。 みなさんは普段、どのようにして道を歩いていますか? 早足でせかせかと歩く人 堂々と大股で歩く人 足音をさせながら歩く人 リズミカルに歩く人 うつむき加減で歩く人 など、「人の歩き方」にはさまざまな特徴が見られますが、 「歩き方」には、その人の性格や気質がよく反映されています。 また、その人の性格や気質だけでなく、「イライラしている」「落ち込んでいる」「興奮している」など、そのときの気分も歩き方に影響を与えることがあります。 この「歩き方」に、ある特徴が見られる場合、犯罪者からのターゲットになりやすい事実を、ホフストラ大学のBetty Grayson博士が提言しています。 -・-・-・-・-・-・-・-・--・-・-・-・-・-・-・-・- 米ニューヨーク州にあるホフストラ大学のBetty Grayson博士は、さまざまな歩行者を一定時間撮影し、映像を犯罪者のグループに見せて「どの人を襲いたいと思うか?」と尋ねる調査を行いました。 その結果、犯罪者たちから「襲いたい」と思われた人の歩き方に、次のような特徴があることがわかりました ・歩幅が極端に短い、または長い ・両腕を体から浮かせ、ぶらつかせながら歩いている ・不自然な足の運び方をしている ・同じ側の腕と足が上がっている ・足の動きと手の動きが一致していない これらは、普通の歩行者にはあまり見られない、独特な歩き方です。 独特な歩き方をしているからこそ、犯罪者の目にとまりやすく、ターゲットにされてし

口の開きが意味するもの

みなさまこんにちは。 国際ボディランゲージ協会代表の安積です。 本日は、「口が開く」動きに隠された意味について説明します。 人と話をしているとき、話し手や聞き手の口がふと開く瞬間がありますよね。 そんな動きを見たとき、みなさんはどう反応しますか? そのまま話を続ける、話すスピードを変えてみる、相手に話の主導権を渡す、聞き手に質問してみる、、、、など、さまざまな反応の仕方があると思います。 今回お伝えする「口が開く」動きの意味がわかる、どのような反応が効果的なのかが見えてくるでしょう。 「口が開く」動きには、次の3つの意味が隠されています。 ①「驚き」の表情 ②「興味」のシグナル ③「発言」のシグナル それぞれ詳しく説明していきましょう。 ①「驚き」の表情 驚いたときは、口が開き、眉が上がり、目が見開きます。これは、驚いたときの典形的な表情パターンです。「口が開く」動きの中でも、「驚き」の表情が一番わかりやすいのではないでしょうか。 ②「興味」のシグナル 次に、空気を吸い込むようにして口を開ける動きがあります。 これは、興味や関心がある情報を、吸収しようとするときのしぐさです。 口を開ける動き自体は「驚き」の表情と共通していますが、「驚き」との違いは、顔にあらわれる時間です。「驚き」の表情の場合は1秒以下~1秒程度とわずかですが、「興味」のシグナルの場合は、1秒以上続くことがあります。 「興味」のシグナルは認知的なプロセスですので、「なるほど、なるほど、そういうことか!」と相手の話した内容を理解するまで、頭を働かせる時間がしばらく必要になるのです。 ③「発言」のシグナル 何かを発

力の入った口元が意味するもの

みなさま、こんにちは。 国際ボディランゲージ協会代表の安積です。 今回は、力んだ口元が意味するものについて説明します。 「力んだ口元」とは、上唇と下唇が結ばれ、上下から力が加わる動きを意味します。この動きが行われるときは、唇の赤い部分が薄くなります。 唇に力が入る、「力んだ口元」の動きには、次の3つの意味が隠されています。 ①「怒り」の表情 ②「熟考」のシグナル ③「感情抑制」のシグナル 詳しく説明していきましょう。 ①「怒り」の表情 口元にぎゅっと力が入ると同時に、眉が下がり目が見開いて下まぶたに力が入る ---この動きが見られるときには、おそらく「怒り」の感情を抱えています。 ②「熟考」のシグナル 難しい話を聞いているときや、難しいことを考え込んでいるときに、唇が上下からプレスされて口元に力が入ります。 ③「感情抑制」のシグナル 「感情抑制」のシグナルとは、何らかの感情が抑制されているときに見られる顔の動きのことです。たとえば公共の場で思い出し笑いをしてしまいそうになったとき、即座に笑いをこらえまよね。笑いをこらえる、感情を抑制するときにあらわれる唇の動きが「力んだ口元」です。 どのような感情が抑制されているか、唇だけを見てもわかりません。唇の周辺以外の表情筋の動きや、その他のボディランゲージ、感情が抑制されている状況などと合わせて考える必要があります。 ちなみに、口元に力が入るときの「熟考」シグナルと「感情抑制」シグナルは、ウソをつくときのサインの一つとしても考えられています。 私たちがウソをつこうとするとき、ばれないだろうかとさまざまな感情が交錯して熟考し、感情を抑制し

信頼できる表情筋

みなさん、こんにちは。 国際ボディーランゲージ協会代表の安積です。 本日は、意図的に動かせない表情筋についてご紹介したいと思います。 私たちは普段あまり意識をせずに顔の筋肉を動かしていますが、表情筋の中には 「信頼できる筋肉=Reliable facial muscle」といって、意図的に動かすことが難しい 筋肉があります(Ekman, 2003)。 この筋肉が動くかどうかを確認することで、その人が見せている表情が本物なのか、作られたものなのかを推測することができます。 「信頼できる筋肉」で現在わかっているものは、「幸福」「悲しみ」「恐怖」という3つの感情に関係する筋肉です。 ①「幸福」表情のときにできる「目の周りの筋肉の収縮」 ➡作り笑顔の場合は、両方の口角だけが引き上がり、目の周りの筋肉の収縮は伴いません。 ②「悲しみ」表情のときにできる「ハノ字眉毛」を作る筋肉 ➡「悲しい!」と言葉で言いながらも「ハノ字眉毛」が作られていない場合、本当に悲しいと思っているか疑われます。「ハノ字眉毛」を作る表情筋である内側前頭筋は、意図的に動かそうとしても、よほどのトレーニングを積まない限り動かすことが難しい筋肉です。 ③「恐怖」表情のときにひたいにできる「波状のしわ」を作る筋肉 ➡この筋肉も、トレーニングを積まない限り意図的に動かすことが難しい筋肉です。 以上が、現在知られている「信頼できる筋肉」です。 もちろん、表情筋の動きには個人差があります。 相手の感情を推測するときは、以上3つの筋肉だけを絶対的な指標にするのではなく、しぐさや姿勢、声のトーンなども含めて、包括的に相手のボディランゲ

眉の動きからわかる感情(下がる眉毛編)

みなさんは、こんにちは。 国際ボディランゲージ協会代表の安積です。 このブログでは、顔やしぐさ、姿勢から感情や心の状態を読みとるヒントをお伝えします。 ところでみなさんは、どのようなときに眉が上がったり下がったりしますか? 今回は、「眉が下がる」表情に隠された意味をご説明します。 「眉が下がる」動きには、次の4つのうち、いずれかの意味が隠されています。 ①「怒り」の表情 ②「嫌悪」の表情 ③「熟考」のシグナル ④「不同意」のシグナル それぞれについて詳しく説明していきましょう。 ①「怒り」の表情 人が「怒り」を感じているとき、眉が下がり、目が見開かれ、下まぶたに力が入り、口が力みます。これが「怒り」の表情の典形パターンです。 つまり眉が下がる動きは、「怒り」の感情を見極めるポイントになります。 ②「嫌悪」の表情 人が「嫌悪」を感じているときは、眉が下がり、鼻にしわを寄せる表情になります。 たとえば想像してみてください。臭いものの匂いを嗅いだとき、みなさんはどんな表情になりますか? 眉が下がり、鼻にしわを寄せた表情になると思います。 ①眉が下がり、②鼻にしわを寄せる、このような動きが同時に見られるときは、「嫌悪」の感情を抱いているものです。 ③「熟考」のシグナル 会話をしていて相手の話が難しく思えたり、自分の話そうとすることがうまく説明できなかったり・・・そんなときも眉が下がります。 自分の話を聞いている相手の眉が下がったときは、「話が難しい」「検討を要する」「いま、あなたの話を理解しようとしている」と相手が思っていることを意味します。逆に、話している自分の眉が下がっているときは

万国共通の表情とは?

みなさん、こんにちは。 国際ボディランゲージ協会代表の安積陽子です。 国や地域によって言語は異なりますが、国や文化 、民族、人種、宗教、年齢、性別、時代を問わず、全ての人に共通して表れる表情があります。 これを、「万国共通の表情」と言います。 たとえば「楽しい!」と感じると、男性でも女性でも、赤ちゃんでも大人でも、どの人も共通して口角が上がり、目のまわりの筋肉が収縮して「笑顔」の表情になりますね。 このような「万国共通の表情」は、「楽しい」のほかに何種類あるのでしょうか? 現在のところ発見されているのは、「幸福」「軽蔑」「恐怖」「嫌悪」「怒り」「悲しみ」「驚き」の7種類です。 これら「万国共通の7表情」がどのようにして発見されたのか、簡単にご説明します。 万国共通の表情の基礎となる学説を発表したのは、『種の起源』(1859年)などの著作で有名なチャールズ・ダーウィン(1809~1882)です。1870年代にヒトと動物の表情に類似があることを示し、人類の表情の進化に関する共通性を提唱しました。このダーウィンの説を、1960年代にシルバン・トムキンスが補強し、表情筋と感情の関連性を発見しました。 1970年代以降、トムキンズの弟子であったポール・エクマンとキャロル・イザードが研究を続け、異なる文化圏の人々がアメリカ人の表情を正しく認識でき、ジャングルの奥地に暮らす部族とアメリカ人の表情が同様であることを、実験と観察によって実証しました。 さらに2000年以降、エクマンの弟子ディビッド・マツモトが、視覚障害者の表情を観察し、目の不自由な人々も、健常者と同様の表情で感情を表すことを

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